転ばぬ先の遺言書  ~公正証書遺言作成のススメ~

公正証書

遺言書(もしくは遺書)と聞くと資産家が遺族で争うことのないように分配するためのもので、庶民の自分には関係ないやとお思いの方も多いでしょう。

でも遺言書の本当のメリットは別のところにあります。

それは・・・・・

残された家族の方の手続きが簡略化される!!

ということなのです。

しかも公正証書遺言ならなおさら効果抜群です。

銀行口座の解約手続きの例を見てみましょう。

公正証書遺言なしの場合

  • 戸籍収集
    死亡者の出生~死亡までの古い戸籍も全部遡る(例え遠方であろうと)<
  • 銀行指定の申込書に相続人全員の署名と実印を押す(+印鑑証明書も提出)
    もしくは遺産分割協議書を作成してそちらに相続人全員の署名と実印を押す
  • 指定相続人の口座に出金

公正証書遺言ありの場合

  • 戸籍収集
    死亡者の死亡日記載のある最後の戸籍のみ
  • 銀行指定の申込書に遺言書に指定された者だけが署名と実印を押す(+印鑑証明書も提出)
    さらに遺産分割協議書の作成が不要
  • 指定相続人の口座に出金

となり、戸籍集めが省略でき、兄弟や母親から判子をもらいに回らなくて済むのです。

葬儀のお金が思ったよりも高額で口座を速やかに解約したい場合にもこれなら何とかなるかもしれません。

公正証書遺言を作ることは残された家族への最後の思いやりと言えるでしょう。